たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「猟犬探偵」 稲見 一良著 です。 この本は「セント・メリーのリボン」の続編で、4編の短編を収録した連作短編集ですね。
 内容は失踪した猟犬探しを専門にする探偵の主人公は、相棒の猟犬ジョーと共に北大阪の山林にある丸太小屋の事務所で暮らしている。そんな彼らの下に持ち込まれる様々な事件を通して描かれる自然や狩猟、男の友情や生き方など。少しジーンとくるハートウォーミングな小説。
 この本で取り上げられてる短編、どこか「男は旗」を思い出させられる『悪役と鳩』、「セント・メリーのリボン」の登場人物たちが再登場する『サイド・キック』などどれも良いのですが、その中で『トカチン、カラチン』は動物プロダクションが足を怪我したトナカイを薬殺処分にしようとした矢先、そのトナカイを連れてプロダクションの社長の息子が失踪した。どうやらその男の子は自らの足を怪我した時に連れられていった温泉にトナカイを連れて行こうとしたらしい。冬の寒さが厳しい時期に足の弱い男の子とトナカイが50km先の温泉に向ったのを心配したある男は主人公に男の子達の探索を依頼した。そして、主人公が探索を進めていくと…。
 この話はやはりラストシーンの余韻が特に良いですね。ハードボイルドというよりはファンタジーテイストで非常に僕好みのラストシーンです。
 ところで、伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」に出てくるリョコウバトの話は何処かで聞いたことがあると思っていたら、稲見さんの本で読んでいたのですね。この本ではオーデュボンの鳥類図鑑を読んでいるシーンがあるだけですけど、稲見さんの他の作品「ダック・コール」にはリョコウバトの話が出てきます。この話は「ダック・コール」再読した時にまたしたいと思いますね。

猟犬探偵 「猟犬探偵

 稲見 一良

 5段階評価で5

 (僕の個人的評価です。)


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