たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「火怨―北の燿星アテルイ」 高橋 克彦著 です。この本は平成12年度第34回吉川英治文学賞受賞作で、本の雑誌の30年間のベスト30第4位になりましたね。
 あらすじは、辺境ゆえに平和にくらしていた陸奥の人々。しかし、そこに黄金が出ると判ったために朝廷軍の侵攻が始まる事に。自分達を『卑しきモノ』と呼び獣同然の扱いをする朝廷軍に対し、自分達蝦夷の心と民の平和のために、蝦夷達は若きリーダー阿弖流為(アルテイ)の元、遊撃戦を開始した。しかし、厳しい戦いに勝ち続ける蝦夷たちの前に、智将・坂上田村麻呂が立ちはだかる。遂に朝廷の威信を懸けた逆襲がはじまった。
 浅田次郎さんの「蒼穹の昴」のような宮廷内の権力闘争を描いたモノも面白いが、やっぱり歴史小説はこの本みたいに戦を描いたものが王道で面白いですよね。この本は前半は阿弖流為たちの戦う動機のかっこよさはあるものの、それ以外は他の歴史小説とそれほど大きな違いはありませんでした(それでも面白いですよ)。しかし、敵に坂上田村麻呂が登場後は大きく変わってきます。特に最後の戦いなんか阿弖流為たちが負けるために戦うその真意や、投降後の阿弖流為たちには非常に感動させられました。
 この本は少なくとも僕が読んだ歴史小説の中ではベストだと言っても過言ではない作品です。未読の人には是非薦めたいですね。

火怨―北の燿星アテルイ 「火怨―北の燿星アテルイ

 高橋 克彦

 5段階評価で5

 (僕の個人的評価です。)


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コメント

よっちゃんさん、コメントありがとうございます。
そう美学なんですよね。
敗北の美学、何か胸に来る言葉です。
2005/10/29(土) 21:29:34 | |たりぃ #-[ 編集]

TBありがとうございました。
敗北するのがわかっていて戦うその美学が印象的でした。
2005/10/29(土) 20:06:36 | |よっちゃん #-[ 編集]
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