たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「果つる底なき」 池井戸 潤著 です。この本は1998年度第44回江戸川乱歩賞受賞作ですね。
 あらすじは、『これは貸しだからな』という謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員が死んだ。死因はアレルギー性ショックだった。警察の捜査により他殺の可能性も出てきた友人の仕事を引き継いだ主人公。友人の死の真相を調べようとした主人公にも危険が迫ってくる。
 昔は乱歩賞受賞作は面白いと思っていたのだが、最近読んだものは駄作ばかり。枚数制限があるせいかなとか、個人的に色々考えてもうあまり期待しないようにしようと思っていたら、久しぶりにこの本は面白かったです。まあこの本も“ちょっと変わった職業”の主人公で、“社会的な問題も加味”しつつなんていう乱歩賞の傾向と対策みたいなものをしっかり抑えた作品なんだけど、最近読んだ乱歩賞受賞作はその傾向と対策を抑えているが、話としては少し無理が多い作品が多かったです。それに比べれば話の流れは非常に自然に感じられたし、登場人物たちも良く描けていると思います。それに普段覗けない銀行の内幕や、巨額の金を扱っているために人を見ずに金だけ見るようになった人の人間性の腐敗など見るべきところが多い作品に仕上がっています。しかし、題名に取り上げている文章「…果つる底なき暗澹たるもの…」は少し気合入れてかっこつけすぎかなと思われるのはご愛嬌でしょうけどね。

果つる底なき 「果つる底なき

 池井戸 潤

 5段階評価で5

 (僕の個人的評価です。)


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