たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「帰郷」 海老沢 泰久著 です。この本は平成6年度第111回直木賞受賞作ですね。そしてこの本は6編の短編を収録した短編集になっています。
 その中で表題作にもなっている『帰郷』のあらすじは、故郷の町の自動車エンジン工場に就職した主人公は、F1エンジンのメカニックの選考に応募して見事に合格した。F1のメカニックとして働く日々は主人公にとって毎日が輝かしい栄光に包まれた日々だった。そして。3年の出向が終わり故郷に戻った主人公に待っていたのは、平凡で味気ない毎日の生活だった…。
 この本に収録されたいる短編はみなそれなりに面白いのだが、あまり動きもなくいまいち心の底から楽しめなかったです。それはこの短編集のテーマが”成熟と喪失”ということで、それぞれの主人公たちが、現役生活を失った(引退した)スポーツ選手や若さを失ったバーの女性など、悲しさや寂しさ、侘しさを感じさせる物語だからだと思っていました。しかし、あとがきを読んでそれだけではなく、この短編集に出てくる人達はみなフルネームで書かれており、それが登場人物たちに対して感情移入を拒むかたちになっていたので、そのどこかこの本から一歩引かせて読んでいる感じが、話にのめりこんで行くような読み方の僕には楽しめなかった一つの要因だと思いましたね。

帰郷 「帰郷

 海老沢 泰久

 5段階評価で3

(僕の個人的評価です。)


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