たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「出口のない海」 横山 秀夫著 です。
 あらすじは、甲子園の優勝投手だった主人公は、大学入学後にヒジを故障する。かつての速球はもはや見る影もなくなってしまった主人公は、新しい変化球の開発に復活を賭ける。しかし、日米開戦によりしだいに野球そのものがを出来なくなっていき、ついに主人公も徴兵される。そして、海軍に入り厳しい訓練の毎日を過ごしていた主人公に命令された配属先は、海の特攻兵器で脱出装置がない、人間魚雷「回天」だった。
 恋や友情や夢、そしてこれからの時代が進む先が見えすぎているための主人公の苦悩など、横山さんらしい隙のない作品で良かったです。その他にも教育の怖さや情報統制の怖さなど色々考えさせられましたが、欲をいえば厚くなってもいいから登場人物たちをもう少し掘り下げて描いていって欲しかったですね。
 ところで、この作品の良さとは関係ない少し下世話な話かもしれないが、主人公の投げようとした魔球はいったいなんだったのだろう?当初のボールが2度曲がるというのは大島司さん原作のサッカー漫画「シュート!」の久保嘉晴が開発した奇跡のシュートを思い出したが、その後サイドスローで投げていたあの球は、ひょっとしてシンカー!?だと思ったのだが…。
 最後に、最近憲法改正の話がちらほら聞こえてきます。現実に存在する自衛隊の事や現代の様々な問題に即してないために改正しようというのは解るが、その前にもう一度この9条が作られた理念について考えてみようと思いました。

出口のない海 「出口のない海

 横山 秀夫

 5段階評価で4

 (僕の個人的評価です。)


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