たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「君たちに明日はない」 垣根 涼介著 です。この本はリストラ請負会社勤務の村上真介を主人公にした5編の短編を収録した連作短編集です。ちなみに平成17年度(今年)の第18回山本周五郎賞受賞作ですね。
 その中の1つ『怒り狂う女』のあらすじは、リストラ請負会社「日本ヒューマンリアクト」勤務の村上真介は今回建材メーカーのリストラを行うことに。時には脅し、時には宥め、持ち上げ、叩いて相手が自主的に辞めるよう追い込んでいく。そうやって行っていたリストラリストの一人の女性陽子は今のプロジェクトが終わるまでは決して会社を辞めないと頑強に抵抗する。そんな彼女は村上真介の好みのタイプ。はたして見事リストラを敢行できるのか…。
 現在景気が回復傾向とはいえ実際にはまだまだなので、どこか身につまされる感じです。特に「自分がもたらした粗利から自分にかかる諸経費を差っ引いて会社に対して自分が利益を出しているかなんて考えてもいない」なんてセリフには考えさせられました。まあそういう考えさせられる所もあるが、ある程度年齢がいった人にとってリストラというある種の極限状況における人間ドラマや、主人公の恋愛模様など非常に面白かったですよ。
 ただ一つだけ気になる所が。主人公が名古屋の会社でリストラを行う話があるのだが、TVでよくあるような酷くデフォルメされたナマリがキツイ人たちばかり出てくるのが非常に気になりました。「こんな人たちほとんどいない」と名古屋出身の僕としてはどうしても一言言っておきたいですね。

君たちに明日はない 「君たちに明日はない

 垣根 涼介

 5段階評価で5

 (僕の個人的評価です。)


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