たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「僕たちの終末」 機本 伸司著 です。
 あらすじは、南極での観測結果により数十年後には太陽の異常活動により人類は絶滅の危機に瀕する可能性がでてきた。各国政府はシェルターやドームなどを急ピッチで建造しようとするが、それは人類の1割ぐらいしか入れないと思われた。そこで、主人公は自分たちで恒星間宇宙船を建造して他の星への移住を計画するが、その計画には様々な問題が潜んでいた…。
 この本は表紙からも解ると思うが、ライトノベルかと思うようなある意味お約束なキャラ設定。特にそれは女性陣に顕著だが、主人公もまるで「エヴァンゲリオン」の碇シンジかと思うようなダメダメ君です。人によっては人物造型が甘いとお怒りの方もいるかもしれませんが、個人的にはお約束キャラたちがお約束の展開を見せるために安心して読めました。
 まあ、そんな人間ドラマは置いといてこの本で一番面白かったのは、主人公たちが作ろうとする恒星間宇宙船の設計話ですね。この本の設定では、今だワープ機関やそれの類するものは開発されてなく、コールドスリープはあるが非常に危険度が高く使えないという設定で、一番近くの移住予定の星まで5,60年かかる。おまけに途中で燃料その他の補給は出来ないという設定ではたしてどんな恒星間宇宙船なら無事辿りつけるのか?この本での機本さんの回答は、読んでからのお楽しみということであえて書きませんが、少なくとも僕が今まで読んだ恒星間宇宙船の話の中で一番突飛ながら、設計思想としてはある程度説得力があり面白かったですよ。
 それにしても、この本で年齢とかは書かれていないが御歳60や70の人がこの恒星間宇宙船の乗船券をめぐって醜く争うのはどうなんだろう?たしかに有るだけ欲しがるのも人の性とはいえ、確実に他の星の到着する前に死んでしまうのは決まっていますし、その間の生活もそれなりに過酷になることも解っているのに、それでも乗船券をめぐって争う気持ちは、まだ人生の晩年を迎えていない僕だからかもしれませんがまったく理解不能でしたね。
 そんな、なんだかなという気持ちを少し抱えつつこの本を読み終えたが、あとがきと出版社名に角川春樹事務所の名を見てある意味納得。だって角川春樹事務所といえば、オタク系のものに非常に強いという印象を個人的には持っていましたからね。

僕たちの終末 「僕たちの終末

 機本 伸司

 5段階評価で4

 (僕の個人的評価です。)


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