たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「ベルカ、吠えないのか?」 古川 日出男著 です。この本は「2006年度このミステリーがすごい!」の第7位ですね。
 あらすじは、1943年アリューシャン列島。日本軍は全面撤退した島に4頭の軍用犬が残された。その4頭は自分たちが捨てられたことを理解できるイヌたちだった。その後侵攻してきた米軍により捕獲された彼らは、米軍に連れられて島を出ることに。そんな彼ら軍用犬たちを通して戦争の世紀、20世紀が描かれていく。
 子供のころからイヌ好きでよくイヌを主人公にした動物映画を見て泣かされていました。そんなことを考えつつ読んでいたらこの本は割りと殺伐とした展開です。戦争に利用された軍用犬たちの物語なのでしょうがないのですがね。そんな中冷戦時の各国の首相たちにはとっても皮肉な視線で描かれている。それがより一層そんな人たちに利用されるイヌたちの可愛そうな境遇を際立たせますね。そんなお馬鹿な人間達の中ギャングでありながらルチャ・リーブレの選手の怪犬仮面はいい味をだしています。なんといっても必殺技がイヌ固めに脳天イヌ咬み、電撃のセント・バーナード蹴りですからね。
 またイヌを通して描かれる現代史と交互に描かれる物語は老人とヤクザの少女とイヌたちの関係が非常にいい感じです。そして、ラストで少女とイヌが選択する未来も非常に良かったです。
 ところで、『本を読む女。改訂版』のざれこさんがイヌの系図を作って公表しています。読み終わったらぜひ1度見てみることをオススメしますよ。イヌの系図はこちら→イヌの系譜

ベルカ、吠えないのか? 「ベルカ、吠えないのか?

 古川 日出男

 5段階評価で4

 (僕の個人的な評価です。)


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コメント

>juneさんコメント&TBありがとうございます。
怪犬仮面良いですよね。
「イヌ固め」っていったいどんな技か非常に気になります。

>ざれこさんコメント&TBありがとうございます。
こういう系図とか人物相関図などは自分では作らないので、イヌたちの関係が解りやすく、
非常にありがたかったですよ。
2005/12/21(水) 22:06:32 | |たりぃ #-[ 編集]
うわあ
うちが紹介されてる!ありがとうございます。でもたいしたもんじゃないので恐縮です・・
世界地図までつくってイヌがどこにいったかを知ることが出来れば、もっとスケールの大きさがわかったんでしょうけどねえ。無理でした(笑)

デザイン変わられたんですね。見やすくなったしかわいいし、ステキです。
2005/12/21(水) 10:10:39 | |ざれこ #SFo5/nok[ 編集]

これを読むと、犬に申し訳ないくらい、人間って愚かだな・・と思ってしまいます。
怪犬仮面のところは私も好きです。
2005/12/20(火) 23:22:04 | |june #-[ 編集]
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