たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「鎮火報―Fire’s Out」 日明 恩著 です。
 あらすじは、都内の外国人アパートで連続して火災が発生。これは偶然?それとも放火なのか?人助けがしたい訳ではなく、楽して給料ガッチリもらいたいので地方公務員の消防官になった主人公が、自らも出場した連続火災事件の謎に挑むが…。

 「あの人が死んだら自分も死ぬ。それも水母のように痕跡を残さずに死にたい」と願っている守や、「消防は家族だ」という考えの主人公が所属する消防署の人たちなど魅力的とまではいかないまでも気になる登場人物たちを周囲に配しつつ、日明さんの後の作品「そして、警官は奔る」に通じる不法滞在外国人の問題や、火災のときに放水する水道代もきっちり水道局から請求されるという消防豆知識を所々に散りばめて進む物語は中々面白いですよ。中でも消防官といえば曽田正人の「め組の大吾」の主人公朝比奈大吾のように熱い思いを持って消防官になったような主人公ばかりと思っていたが、「楽して金を稼ぎたい。早く9時5時勤務の事務職になりたい。」なんて主人公は何処か目新しく、そんな主人公が非番の日にきになった今回の火災事件を調べていて、ふとオレはなにをしているんだかと自嘲してしまうのは何処か面白かったですよ。
 それにラスト付近で焼身自殺を謀ろうとする人物に対しての「消防士だから、火を消したり人を助けたりするのは当たり前、それが仕事だ、当然だ、なんて言わせてたまるか!ざけんな!俺たち消防士の命はな、そんなに安いもんじゃねぇんだよ!」と言うセリフはある意味当たり前のことをいっているのだけど、非常に新鮮な感じがしましたね。
 でも、まあ個人的な好みでいえば、もう少しミステリー色を濃くするか、「め組の大吾」のような単純熱血な主人公の方が好みなんですがね。

鎮火報―Fire’s Out 「鎮火報―Fire’s Out

 日明 恩

 5段階評価で4

 (僕の個人的評価です。)


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