たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「水の時計」 初野 晴著 です。この本は横溝正史生誕100年記念の2002年度の第22回横溝正史ミステリー大賞受賞作です。
 あらすじは、医学的には脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り言葉を話すことのできる少女葉月。莫大な遺産で延々と続けられる延命治療のために生きることも死ぬこともできない彼女が望んだのは、自らの臓器を移植を必要としている人々に分け与えることだった…。
 この本はミステリーとしては謎はほんの付け足しのような感じだし、ファンタジーとしてもどこか中途半端な印象。おまけに人物描写も未熟な感じと粗を探せば色々出てくるのだが、読んでいる間はそんな事をほとんど感じさせない面白さでした。特に葉月に関しては、自ら望んだこととはいえ、自らの臓器が摘出されていくのをどんな風に感じていたのかを考えて非常に切ない気分にさせられましたね。
 まあ色々言いたい事がある作品ですが新人賞受賞作のなかでは上質の部類には入る作品だし、「幸福な王子」から本の構想を得たというセンスには非常に期待したいので今後の作品に注目していきたい作者ですね。

水の時計 「水の時計

 初野 晴

 5段階評価で4

 (僕の個人的評価です。)


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