たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「天下騒乱」 池宮 彰一郎著 です。この本は上下2巻組みになっていますね。
 あらすじは、「将軍職は秀忠に譲るがそちには幕府を与えよう。」と家康が死の床で土井利勝に遺言を残してから十数年後、一浪人の刃傷沙汰が招いた仇討に、天下は不穏な動きを見せる。幕府の行った処遇に不満を抱く旗本一統と外様大名が、この事件を巡って激しい暗闘を開始した。旗本一統の庇護のもと必死で逃走する敵を、知略の限りを尽くして追う柳生道場一の剣客・荒木又右衛門。家康の遺命を奉じ、この事件が幕府を揺るがす蟻の一穴になるかと恐れ、騒乱の芽を摘み取るべく動き出す土井利勝。幕閣、外様大名、旗本の思惑が複雑に絡み合いながらも、遂に伊賀上野の鍵屋ノ辻で壮絶な死闘が始まった…。
 池宮さんといえば、「四十七人の刺客」から始まる一連の忠臣蔵モノしか読んだ事がなかったのだけど、ふと手に取ったこの本の副題を見ると鍵屋ノ辻なんて書いてありました。どこかで聞いたことがあるな~なんてちょっと考えていたら、これって忠臣蔵、曾我物語と並んで日本三大仇討の一つではないですか。これは是非読まねばと思い読んでみたのですが、いきなり家康の臨終場面から始まり、土井利勝が家康の隠し子だったなんていう衝撃的な出だしで、つかみはオッケーなんだけど、えーと鍵屋ノ辻の仇討は?なんて思ってしまう展開。まあ読み終わってみれば鍵屋ノ辻の仇討をメインにおいて、関が原の合戦から数十年でまだまだ戦国時代を生き抜いてきた人たちや、その時代を知らない人たちが混在している端境期の人々の感情や世相なんかを上手に描きだしているのだけど、個人的には「四十七人の刺客」みたいに純粋に鍵屋ノ辻の仇討を描いて欲しかったですね。まあそうは言っても「義とは我美しくあれ」と書くんだというセリフどうりの生き方をした荒木又右衛門の生き方は非常に綺麗で清清しく感じれて良かったですよ。

天下騒乱 「天下騒乱

 池宮 彰一郎

 5段階評価で4

 (僕の個人的評価です。)

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