たりぃの読書三昧な日々

僕が読んだ本の感想などを、ネタバレしないように書いていこうかなと思っています。


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 今回は 「セント・メリーのリボン」 稲見 一良著 です。この本は5つの短編を収録している短編集です。
 その中の1つ「焚火」のあらすじは、やくざの情婦だった女性と駆け落ちした主人公は、追っ手の銃弾であえなく女性が殺されてしまう。そして追跡者達に追われて絶体絶命に追い込まれた主人公は逃げ込んだ山の中で、そこに小屋を建てて暮らす見知らぬ老人と出会い彼に助けられる。
 この話を読んだら有名な「蜘蛛の糸」の話を思い出しました。どれだけ追い詰められた状況でも老人に対して礼節を忘れなかった主人公と、後に現れて老人に追い払われた粗暴な追跡者達の対称的な所に。そして、この「焚火」は短編だけに限れば、僕が今まで読んだなかでは間違いなく№1です。
 また、もう1つ好きな話に表題作にもなっている「セント・メリーのリボン」がある。あらすじは、主人公は相続した広大な山林に居を構え行方不明になった猟犬の探索を行う探偵を職業にしている。そんな彼の元に目の不自由な名家の令嬢の盲導犬の探索の依頼が舞い込む。猟犬ではないが、事情を聞くと断ることもできず引き受ける事に。微細な手がかりのもとずいて調査を進めていくうちにある悲しい事実に直面して。
 ここに描かれている盲導犬とその飼い主との繋がりや、無骨な主人公がプレゼントを渡そうとするラストシーンにとても感動させられました。
 久しぶりに読み返した稲見一良さんの本はやはり良かったです。自然と共に生き優しさと厳しさを覗かせる人達が非常に良く描かれていて、これからも何度も読み返していきたいです。そして、昔古本屋で手に入れたこの初版本はこれからも僕の宝物の一つですね。

セント・メリーのリボン 「セント・メリーのリボン

 稲見 一良

 5段階評価で5

 (僕の個人的評価です。)


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